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YASAKA ラクザ7 レビュー:中級者にこそちょうどいい万能スピン系ラバー

裏ソフト

卓球を始めてある程度経験を積み、そろそろラバーをステップアップしたい。
そんな中級者の間で、昔から安定した人気を誇るのがYASAKAの「ラクザ7」です。

今回は、ラクザ7の特徴や使用感を中級者が使用することを想定してレビューしていきます。

ラケットは「リーンフォースSI」で厚さは特厚になります。


回転性能:よく“かかる”が、暴れない安心感

まず印象に残るのが、シートのグリップ力の強さです。
しっかりとボールを「掴む」感覚があり、ドライブをかけると“キュッ”と食い込んで強い回転が生まれます。

テンションラバーらしい弾みはありますが、テナジーやディグニクスのように勝手に飛びすぎる感じはありません。
中級者でも自分のスイングに合わせて回転量を調整しやすく、「自分で回転を作れる」感覚を掴みやすいです。

回転をかけたいタイプの中級者には、かなり気持ちいい打球感だと思います。

リーンフォースSIと組み合わせているからか、打球感も非常に気持ちいいです。


スピード:しっかり振れば十分。自動で飛ばないのが良い

スピード面は「控えめだけど不足はない」といった印象。
軽く当てただけではそこまで飛びませんが、しっかりスイングすると一気に伸びる感じです。

中級者にとっては、この“自動で飛ばない”バランスがむしろ扱いやすいです。
自分の力で振った分だけボールが伸びるので、オーバーミスを減らしやすく、安定感があります。

弾みすぎるラバーから乗り換えた人ほど、ラクザ7のコントロールの良さを実感するはずです。

爆発的な威力はないですが、難しいボールも回転で沈んでくれて決まりやすいです。


コントロール性能:全体的に安定、特にブロックと台上が優秀

ラクザ7の一番の強みは、やはり技術全般のバランスの良さでしょう。
特にブロックやツッツキ、ストップといった台上プレーの安定感が抜群です。

相手の回転にボールが食われにくく、ブロックでも弾き返すだけでコースをつけやすい。
また、回転を利用して軽く流すようなタッチもやりやすく、レシーブでも安定します。

スピン系ラバーにありがちな「勝手に浮く」「飛び出す」といった暴れ方が少なく、試合でも信頼して使える感覚です。


打球感:やや硬めだけど“掴み感”がある

スポンジ硬度は45〜47°くらいで、感覚的にはやや硬め。
ただ、トップシートのグリップ力が高いので、硬さのわりに球持ちは良く、“硬いけど噛む”タイプです。

強打すると“パチッ”とスピードのある球が出ますが、軽く当てるとしっかり止まる。
オン・オフの切り替えがしやすいので、中級者でも扱いやすい打球感になっています。


耐久性とコスパ:長持ちでコスパ◎

ラクザ7のもう一つの魅力は耐久性の高さです。
テンション系ラバーの中ではシートがかなり強く、回転性能が長持ちします。

週3〜4回の練習ペースでも、2〜3か月は性能が安定。
価格も実売で4,000円台前半と手に取りやすく、コストパフォーマンスは非常に高いと感じます。


向いているプレーヤータイプ

ラクザ7は、こんな中級者に特におすすめです。

  • ドライブでしっかり回転をかけたい人
  • コントロールを重視しつつ、スピードも欲しい人
  • 弾みすぎるラバーでオーバーミスが多い人
  • フォア・バックどちらにも同じ感覚で使いたい人

逆に、スピード重視で一発で抜きたい人や、軽く当てるだけで飛んでほしい人には少し物足りないかもしれません。


まとめ:中級者が「信頼して使える」バランス型ラバー

ラクザ7は、極端な特徴こそありませんが、
「どの技術も一定以上のレベルで安定している」万能ラバーです。

中級者が技術を磨く段階で使うには理想的で、
ドライブ・ブロック・台上、どの場面でも安心感があります。

テナジーやディグニクスに手を出す前に、
一度ラクザ7を使い込んで“基礎的なスピン技術”を固めるのはとても良い選択だと思います。

実際僕はテナジーやディグニクス、ラクザXなど硬めのテンションラバーも使用していましたが、ラクザ7を使用して物足りないと感じることは少ないです。

「安いから」、「昔のラバーだから」と言わず、一度使ってみると世界がかわるかもしれません(テナジー05の方が発売が前ですが…(笑))


総評(5段階評価)

項目評価
スピン★★★★★
スピード★★★★☆
コントロール★★★★★
打球感やや硬め(食い込みが良い)
コスパ★★★★★
総合万能型スピンテンションの完成形

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