今回はVICTASのV0>103をレビューしていきます。
このラバーを使用した経緯は、異質型への線型変更を考えたからです。
癖玉が欲しいけど回転がかけたいから、バランスの良いラバーにしようと考えました。
卓球仲間がこのラバーを使用しており、いやらしいナックルと回転量の多いボールを両立していたため僕も試してみることにしました。
今回もハイブリッドZCに貼っています。
Vo>103の情報
高度な戦術を駆使して勝ち抜くためのトップアスリート向け表ソフトラバー
VICTASのノウハウとドイツのラバー製造技術の融合で、スピード・変化・コントロールの3大要素のバランスを追求、試合で安心感と得点力の両方を期待できる表ラバー。
「プラボール時代にマッチした表ソフト」として発売され、スピードとナックルが出る表ソフトながら、ドライブやチキータなど、回転にも優れたラバーである。
裏ソフトのように使えて、表ソフトのような球質が出せる現代卓球にマッチした表ソフト。
「打ってよし、守ってよし、すべての打法がやりやすいラバー」、表ソフトの革命が詰まった一枚。引用元:https://www.victas.com/ja_jp/products/rubber/pimplesout/speed/vo-103
バックハンドでの使用
異質型ということで、バックハンドメインで使用しました。
バックハンドでの使用感をメインに、最後に少しだけフォアで使用した感想も記載しておきます。
角度打ち
表ソフトをメインで使用したことはなかったですが、それでも角度打ちはやりやすいと感じました。
ドライブと同じようなスイングで、擦るのではなく厚く当てるイメージで打てば表ソフト初心者でもそれなりの角度打ちができます。
ただそこそこ引っかかりがあるので、弾くイメージをしっかり持たないと当たりぞこないのドライブのようになってしまいます。
ボールの真後ろからそのまま弾き飛ばすような感覚だとうまくいきました。
ドライブ(対下回転)
対下回転ドライブは非常にやりやすいです。
Vo>103以外にVo>102やブースターSAも使用したことがあるのですが、対下回転ドライブは一番やりやすいです。
粒に引っ掛けて擦るイメージで打てば、回転量が多めの鋭いドライブを打つことができます。
流石に裏ソフトには及びませんが、ラリー中のナックルボールとのギャップで相手を苦しめることができます。
ラリー中の弾き打ちもやりやすいので、3球目ドライブからミートで決めるというパターンが決めやすくなります。
ブロック
このラバーで一番すごいのはブロックだと感じています。
通常のラリーや先ほどの角度打ち、ドライブではあまり使いづらさを感じませんでした。
なのにブロックではかなり強烈なナックルが出ます。
練習しはじめのときは、バック対バックで相手が何本もネットミスをするほどです。
ボールの後ろから捉えるようにブロックしたときは、明らかに重たそうなナックルブロックになっていました。
ラバーの引っ掛かりも良い方なので、ナックルのみでなく伸ばすようなブロックも可能です。
これだけ使いやすいのに、癖玉の出る表ソフトというのはすごいと感じましたね(語彙力がない)。
フォアハンドでの使用(簡単に)
練習の中で、試しにフォアハンドでも使用してみました。
正直、フォアで使用するには少し怖い感じがあります。
ドライブやブロックは変わらず問題ないですが、相手のドライブをカウンタースマッシュなどしようとするとボールが落ちます。
フォアで使用するなら、Vo>102など横目のテンション表のほうが適していそうです。
おすすめの選手
Vo>103をおすすめする選手は、バック表で癖玉も回転力も妥協したくない選手です。
性能的にはニッタクのモリストSPが最も近いと思います。
使用したことはないですが、スティガのシンメトリーも近そうです(縦目のバランス系)。
よりナックルが欲しい人はVo>101、威力の人はVo>102ですね。
VICTASの表ソフトはシリーズ内で方向性が決まっているので、自分の使いたいラバーがわかりやすいですね。
Vo>103はバランスがいいですが、縦目なので裏ソフトと同じような打ち方ではほぼ入りません。
できれば、他の横目の表ソフトを使用して感覚を掴んでから使用するのをおすすめします。
コメント