今回はYASAKAのアトレティコスピンをレビューしていきます。
日本では正式に販売されていないラケットで、アウター特殊素材のラケットです。
同じシリーズのアトレティコパワーは有名だと思いますが、他のアトレティコシリーズはあまり聞きません。
アトレティコパワーは一時期中国の徐海東選手が使用していました。
今回は中国式に天極2ブルースポンジや省狂NEO3の37度、スピネイトを貼って使用しました。
少しでも参考になれば幸いです。
※今回レビューするのはアトレティコスピンです、アトレティコスピンPROではないのでお気を付けください。
アトレティコスピンの情報
木材5枚+アウターカーボン
板厚:5.8mm
ブレードサイズ:157×151
アトレティコスピンの特徴
アトレティコスピンの特徴としては、アウターらしい打球感なのにボールが落ちないことです。
アウター特殊素材のラケットでありながら、ボールが直線的過ぎて困るということはありませんでした。
あと個人的に、シェークはビスカリアにグリップが似ています。
中国式ペンはSTIGAのようにやや太めになっています。
ボールが上がる
まずは一つ目にあげたボールが上がるということです。
以前ビスカリアを打たせてもらったときはボールの飛び出しが早く、かつ直線的に飛ぶために弧線を作ってあげる必要がありました。
このアトレティコスピンはアウターにもかかわらずボールが少し上がるため、前に振っても安定した弧線のボールを打つことができます。
弾みが強い
そしてアウター特殊素材のラケットらしく弾みもかなり強いです。
粘着ラバーを貼っても飛距離に不満が出ることは無く、スピネイトを貼った時はボールを収めるのが大変なほどです。
弾みが強くボールが上がるため、中陣や後陣でも打ち負けることがありません。
硬い打球感で粘着も合う
打っているとアウターラケットらしい硬い打球感ですが、粘着ラバーとの相性は良好に感じました。
勝手に弾んでくれるため、粘着ラバーに適した打ち方をすれば自然と良いボールが入ってくれます。
そして粘着ラバー特有のボールの荒れも充分に出ていました。
表ソフトを貼る場合はかなり弾むので、ラバーを気持ち弾まないものにした方が良さそうです。
おすすめの選手
では最後に、アトレティコスピンがおすすめの選手を挙げていきます。
アウター特殊素材のラケットが好きな人
やはりおすすめなのはアウター特殊素材のラケットを好んで使用している選手です。
打球感は完全にアウター特殊素材のラケットなので、アトレティコスピンは違和感なく使用できるでしょう。
アウター特殊素材のラケットに移行したい人でも、硬すぎないテンションラバーなら問題なさそうです。
アウター特殊素材のラケットを使っていてより威力を出したい人
次におすすめなのは、元々アウター特殊素材のラケットを使っていてより威力を出したい人です。
球離れが早いアウターラケットだと、なかなかボールの重みが出しづらいことがあります。
アトレティコスピンは打球感が硬く弾むものの、ある程度球持ちもあるので重いボールを打つことができます。
球の速さや回転量はいいけど、なんだかボールが軽い気がするという方は一度試してみてください。
カーボンラケットを使用していてより弧線が欲しい人
最後におすすめするのは、やはりアウターラケットなどを使用していてより弧線を出したい方です。
例のごとくビスカリアなどを使用していて、直線的な決定力のあるボールはいいけどラリーの時に安定感が欲しいという方におすすめです。
苦しい体制の時でも少し回転を掛ければ安定した弧線のボールを打つことができるので、万全の体制で打てずに棒玉になるということを防ぐことができます。
まとめ
今回はYASAKAのアトレティコスピンを紹介しました。
なかなか手に入らないラケットですが、今までのアウターラケットとはやや違った性能となっています。
気になる方はネットショップやフリマアプリで見かけることがあるので、購入したい方はそちらをご覧ください。
僕は当時「卓球の森」というサイトで購入しましたが、今は既に扱われていないようです…。
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