今回は、STIGAから発売されている粒高ラバーの「バーティカル20」をレビューしていきます。
珍しい縦目の粒高で、スポンジが柔らかく使いやすい粒高ラバーですね。
シチズンで活躍した御内健太郎選手や、Youtuberのさてぃおさんがしようしていますね。
ざっくりと感想をまとめると
使いやすさが目立つのに切れ味も確保できるバランス最高の粒高ラバー‼
という感じです。
カットマンは本職ではないですが、そんな僕でもカットマンとして試合ができるほどの安定感を持っています。
粒高初心者はもちろん、中級者以上で安定感が欲しい方にもおすすめです。
それでは、詳しく書いていきます。
製品情報
バーティカル 20
¥3,900+税
※2023年3月1日より価格改定
VERTICAL 20
粒高ラバー(縦目)
Art no.1710-2005-XX RED 中 (17), 薄 (13), 特薄 (06)
Art no.1710-2001-XX BLACK 中 (17), 薄 (13), 特薄 (06)
スポンジ硬度 : 20±3
コントロール:154 スピード:63
日本オリジナル数値 スピード:6 スピン:6 コントロール:10 変化:5
総合力◎
粒の目を縦目にすることで抑えやすさ、攻撃時の打ちやすさに特化し、粒高を始めて使う選手にオススメのラバー。セルロイドボールからプラスチックボールに変わり、ボールの弾道を抑えることが必要になった時代にあった粒高。前陣で安定を求める選手や、とにかく粘り強くプレーをするカットマンに最適。
MADE IN JAPAN
「20」はスポンジ硬度を表し、柔らかいスポンジでコントロール性に特化
粒の目を縦目にすることで強いボールに対しての抑えやすさ、コントロール性に特化したラバーです。セルロイドボールからプラスチックボールに変わり、ボールの弾道を抑えること(低いカット)が粒高プレーヤーに必要な技術の一つになると考え開発しました。また縦目にすることで攻撃時の安定も増しました。
カットの抑え+ツッツキ+攻撃に対して、より安定を追求したい選手には「バーティカル20」
https://stigasports.jp/product/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB-20/
今回のレビューの際は、NexyのJoo Sae Hyukというラケットに貼りました。
カット用ラケットとしては珍しい7枚合板で、少し厚めの板厚です。
弾みは良いですが、バタフライ製の朱世赫よりは飛ばないですね。
バーティカル20は黒の特薄(0.5mm)を貼りました。
バックハンドで使用した感想
まず思ったのは、圧倒的使いやすさです。
ちゃんと当てれば入る感覚があります。
僕は粒高はたまに使う程度なので、あまり安定した打球ができません。
ですが、その僕でも安定して打てるほどの使いやすさです。
カットをしてみると、やはり安定感が目立ちますね。
それでいて、不満を感じない程度の切れ味もあります。
僕の感想としては
「カットマンをする時は、バック面はこれでいいや」
と思うほど満足感が高いです。
飛ばないのでコントロールしやすいが、飛ばなさすぎない
僕は他にフェイントロング3やカールp4など、柔らかい粒高を使ったことがあります。
それらは飛ばないですが、それ故にツッツキなどで飛距離が足りないこともありました。
バーティカル20は程よく飛んでいくので、コントロールが楽だと感じましたね。
凄まじい変化が出るわけではないですが、必要十分な変化に圧倒的な使いやすさがあるためかなり性能が良いと感じています。
お勧めする選手
粒高初心者の方
冒頭でも書きましたが、やはり粒高初心者の方にお勧めですね。
安定感と自由度が高いため、自分で変化を生み出す打ち方を覚えることができます。
カールP1やグラスDテックスといった変化の強いラバーは、確かに初心者でもすごい変化を出すことができます。
しかしラバーに頼った変化になる恐れがあり、初心者にはおすすめできません。
なので初心者の方は、バーティカル20のような自由度の高い粒高ラバーで打ち方を覚えることをおすすめします。
カットマンで中級者以上の方
あとは、カットマンの中級者以上で安定感を求める人ですね。
バーティカル20は安定感が売りですが、安定重視とは思えないほど切れ味を出すこともできます。
カットを切ることが出来る方が使えば、安定感を損なわずに切れ味を増すことができるでしょう。
なので、バック面にフェイントロング3やカールp4などの安定感重視の粒高を貼っていて、かつ切れ味を増したいカットマンの方にもお勧めできます。
他のラバーとの比較
では、他の粒高ラバーと比較していきます。
比較するのはバーティカル20(以下バーティカル)と
・フェイントロング3(以下ロング3)
・カールP4(以下カール)
この3つです。
弾み
ロング3≦カール<バーティカル
ツッツキの切れ味
カール<バーティカル<ロング3
カットの切れ味
カール=バーティカル=ロング3
正直切れ味はどれも同じくらいです。
ですが、思い切り切れるという点ではバーティカルが優れています。
ツッツキは切れるのはロング3ですが、やり易さも考えるとバーティカルが使いやすいです。
カールは正直、苦手だと感じています…。
カールが合う人なら、他2枚より変化が出ると思います。
レビューは以上になります。
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